[gooやカーセンサーでよく見かける修復歴とは]

 

中古車を探している方の中には修復歴というのはよく見かけるがその内容・重要性をよく分からない方もいると思いますのでそちらを理解していただける程度に解説していきたいと思います。

 

修復歴とは世間では事故車とも呼ばれ、車両のフレーム（骨格部分）の修理・交換のことをさします。

車両の側（バンパー・ボンネット・ドアなど）フレーム部分ではないものについての交換・修復については修復歴なしとなります。

フレームの詳細は下記のイラストをご覧下さい。

 

（社団法人自動車公正取引協議会より引用）

 

（修復歴の重要性）

 

どのような車両が修復歴なのかなんとなくお分かりいただけたと思います。

次は修復歴ありの中古車の重要な点を解説していきます。

 

結論から書きますと修復歴ありだけで判断は出来ません。

どこをどのように修復したかここが重要になります。

これらを理解していただければ賢明に中古車を購入出来ると思います。なぜなら修復歴ありとなしでは金額が全然違ってくるからです。

もちろん修復歴ありですと市場では安く購入できます。

ではどんな修復歴ありな車両なら心配せずに購入できるかと言うと

交換しているか板金にて引っ張っているか

フロント修復なのかリヤ修復なのか

これが重要です。

 

フレームを交換しているということはがっつり曲がってしまった、と予想出来ます。熱を通して切断し溶接修理となりますので車両に負担が大きく上手くいかなければ異音がしたり走行中くねくねしたりします。

それとは逆に板金にて引っ張り修復しているということは軽度なのかと予想出来ます。軽度な修復でしたらなにも違和感なく普通に走行できますしなんの問題もない場合が良くあります。

 

次にフロント修復なのかリヤ修復なのかですが今の普通車は大体FF（フロントエンジン・フロント駆動）です。

FFということはフロントに機能がたくさんありそれほど重要性が高くなります。

もしフロントが修復しているとしたらエンジンも危ないのでは？車がまっすぐ走るのか？伝達機構は大丈夫か？とリヤに比べたら不安な点がたくさんあります。

その逆にリヤ修復ですがFFの場合リヤは大した役割はありません。

フロントタイヤが車体を引っ張ってくれてハンドル操作も関係ないのでリヤ修復の方が心配せずに購入出来ると考察出来ます。

 

（修復歴ありの車両を購入するか否か）

 

修復歴について、重要性についてお分かりいただけたと思います。

 

それで結論、購入して良い物なのか否かですが

まずどこをどのように修復したのか詳細を聞き

修復歴ありでも保証効くのか

いくらまでいつまで保証対象なのか

この３点は販売店に要確認事項だと思います。

修復内容が大した内容ではなく、修復した所にも保証が効き、保証金額が無制限かそれなりの金額でしたら購入しても大丈夫だと私は思います。

それらが効かないのであれば購入を控えた方が賢明かと思います。

 

大体修復歴についてご理解いただけたでしょうか。

これからも色々な内容を記事にしてアップしていけたらと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。